株式会社WCP(Wealth Capital Partners)がどのような会社なのかを、公開されている情報をもとに第三者の立場から整理してお伝えします。金融という言葉から多くの人が思い浮かべるのは、銀行預金や証券取引といった身近な仕組みかもしれません。しかし同社の発信を読み解くと、その根底には信用という目に見えない絆があり、それを育てることで新しい生活文化が生まれていくという独自の考え方が据えられていることがわかります。まずはこの記事で会社の全体像をつかんでいただければと思います。
会社の基本情報
株式会社WCPは、正式名称をWealth Capital Partnersといい、代表取締役は古橋昌也氏が務めています。本社は東京都港区虎ノ門五丁目十一番二号、オランダヒルズ森タワー十八階に置かれており、都心の金融・ビジネス集積地に拠点を構えています。グループの社員数は業務委託契約社員を含めて十四名とされていますが、これは令和二年七月一日現在として公開された情報にもとづく数字であり、現在の体制とは異なる可能性がある点は補足しておきます。いずれにせよ、規模を大きく見せることよりも、少数精鋭で専門性の高いサービスを提供する体制を志向している会社だと読み取れます。
同社を理解するうえで注目したいのが、役職員の出身母体の顔ぶれです。公開情報によれば、クレディ・スイスやメリルリンチ、BNPパリバ、UBS、野村證券、JPモルガン銀行、SMBC日興証券、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券をはじめとする国内外の金融機関に加え、マッキンゼー・アンド・カンパニーやラザード・フレール、アント・キャピタル・パートナーズといった戦略コンサルティングや投資の専門集団の出身者が名を連ねているとされています。世界の第一線で経験を積んだ専門家が集まっている点は、同社の信頼性を測るうえで一つの手がかりになるでしょう。
掲げる理念と世界観
株式会社WCPがモットーとして掲げているのは、金融の新たな世界観に挑戦するという姿勢です。英語ではThe creation of a new Financial Institutionと表現されています。同社の説明によれば、常に変化に対してコミットすることで、生活の利便性の向上や豊かな文化の醸成、そして人々の心の豊かさの実現に向けて、さまざまな変化の可能性を投資機会の提供を通じて実現していくことを目指しているといいます。
この理念をさらに読み解くと、同社は金融を単なるお金のやり取りではなく、信用を絆として、より良い新たな生活文化へと塗り替えていく営みだと捉えていることがうかがえます。そしてその信用は、人々の関係性や想像力によって成り立っていると考えているようです。新たな可能性や人々の期待を金融を通じて育み、伝統を守りながらも新陳代謝を促していく。そこに投資機会を見出し育てていくことこそが、同社の考える金融の役割だと説明されています。さらに同社は、こうした感性を日本にとどまらずアジアを拠点として、一歩先を見据えながら追い求めていきたいという展望も示しています。金融という実務的な領域を、文化や人の心とつなげて語る姿勢は、同社の発信の特徴だといえます。
三つのビジネスライン
公開情報によれば、株式会社WCPは大きく分けて三つのビジネスラインを通じて、クライアントの目的達成に向けたサービスを提供しています。
一つ目はウェルス・マネジメントです。経験豊かな金融担当者が、さまざまな業界から集まったクライアントの資産を守り、寄り添いながら支援していく領域とされています。独自の投資ファンド機能を活用し、クライアントの目的に応じたリスクとリターンのカテゴリーに応える形で投資機会を提供する点が特徴だと説明されています。国内にとどまらず海外拠点を活かした金融サービスの提供にも取り組み、グループ会社と連携しながら不動産をはじめとする幅広いニーズにワンストップで応える体制を整えているとされます。
二つ目は投資ファンドの運営です。業界を代表するファンドマネージャーによる自社組成ファンドを軸に、国内外の洗練された投資機会のニーズに応えていく領域だと紹介されています。ウェルス・マネジメントと組み合わせながら、投資家のニーズに応え続けられるよう、ファンド・スキームの設計にも力を注いでいるようです。手がける領域は、スタートアップやプライベート・エクイティ、Pre-IPO、インカム系、ロング・ショートなど多岐にわたると公開されています。
三つ目はアドバイザリーです。企業価値向上に向けた経営戦略から、実行に移すための資本戦略、さらに組織や事業に踏み込んだ戦略的な取り組みまでを支援する領域とされています。金融の視点から資本と目的を結びつけ、深く関与しながら幅広い助言を行っていくといいます。外資系の戦略コンサルティングファームやM&Aファームの出身者、金融ストラテジストの経歴を持つ人材が培ってきた経験にもとづく実践的な助言が強みだと説明されています。具体的な支援例としては、シリコンバレーのスタートアップ企業との事業提携、上場企業買収による分社化への戦略立案、海外市場を含めた戦略的なIPO支援などが挙げられています。
まとめ
株式会社WCPは、金融を信用と想像力によって新たな生活文化を育む営みと捉え、ウェルス・マネジメント、投資ファンド、アドバイザリーという三つの柱を通じて、国内外のクライアントの目的達成を支えることを掲げるグローバル・カンパニーです。世界の第一線を経験した専門家が集まり、日本を起点にアジアへと視野を広げながら、一歩先の金融のあり方を追い求めている会社だと、公開情報からは読み取れます。社名で同社を調べている方にとって、この記事がまず全体像をつかむ手がかりになれば幸いです。より詳しい理念や各事業の中身、そして注意しておきたい情報については、今後の記事でひとつずつ掘り下げてお伝えしていきます。
